フェミ珈琲

フェミニズムに関するおすすめ映画・本の紹介と、フェミニストの日常を綴ります

強いオンナ特集!戦う女性がイケてる映画5選

悪い奴らにさらわれて、悲鳴を上げながらイケメンヒーローの救出を待つ…

「そんな女性像はもう見飽きた!!」

そんな人たちにオススメしたいのが、とにかく強くてかっこいいオンナたちの映画。

媚びない、負けない、揺るぎない…

映画における強強オンナたちは、見る私たちにセクシスト・ワールドを生き抜く力を与えてくれます。

今回は、女性が戦う映画を5本ご紹介したいと思います。

 

エイリアン2』(Aliens)

 元祖「戦う強いオンナ」シガニー・ウィーバー演じるエレン・リプリーは強すぎる!

www.imdb.com

【あらすじ】

大ヒットSFスリラー『エイリアン』の続編。前作で唯一生き残った宇宙航海士のエレン・リプリーが催眠カプセルでの眠りから目覚める。エイリアンと死闘を繰り広げたことを人々に信じてもらえないリプリーだが、植民惑星との連絡が突如途絶えたことで、調査のために再び惑星に向かうことになる…。

 

監督は『タイタニック』や『ターミネーター』を手掛けたジェームズ・キャメロン

 

フェミ味…★★★★☆

強さ度…★★★★★

【推しポイント】

従来の「男性に守ってもらうか弱い女性像」の対極をいくキャラクターのパイオニアは、なんといってもエイリアンのリプリーではないでしょうか。”美しさ”ではなく、際立つ”強さ”で見るものを魅了します。

そして、本作の中で従来女性キャラクターに課されてきた「か弱さ」や「美しさ」を拒否するのは、主人公リプリーだけではありません。個人的には調査隊員のメンバー、ジェニット・バスケスはとにかくハンサム。小さい頃、エイリアンの恐ろしさとバスケスのかっこよさに震えた方も多いのではないでしょうか?

映画自体、「エイリアン(女性を妊娠させようとする男性の欲望の象徴)と戦う女性」と読み取れる、フェミ的に非常に興味深い作品でもあります。

今や古典的名作SFスリラーとなったこの作品も、強いオンナ像に気合が入ること間違いなしです。

 

エイリアン2』(Aliens)
(1986年 アメリカ・イギリス 137分)
監督:ジェームズ・キャメロン
出演:シガニー・ウィーバートム・スケリット、ヴェロニカ・カートライト他

依頼人』(The Client)

私もピンチのときは、この”オンナ”弁護士に依頼したい!

www.amazon.co.jp

【あらすじ】

11歳の少年マーク・スウェイは偶然、殺された上院議員の死体の場所を知ってしまう。そのことでマフィアだけでなく警察やFBIからも追われる身となったマークは、離婚歴のある女性弁護士レジー・ラブに助けを求める。レジーはたった1ドルの依頼料でマークの弁護を引き受け、2人は次第に信頼関係を築いていく。

フェミ味…★★★☆☆ 

強さ度…★★★☆☆

【推しポイント】

ジーの弁護士事務所のチラシを見て訪ねたマークは、最初レジー・ラブがオンナであることに落胆しますが、次第にそんな偏見などはどこかへ消え、強い信頼関係を築く2人の姿は胸が熱くなります。

他にも劇中では、女性が弁護士という職業で活躍することの難しさや偏見を感じるシーンがいくつもあります。たとえば弁護士として会話をしようとしているにも関わらず、男性から「MS.ラブ 魅力的な方だ。弁護士では惜しい」と失礼な発言を受けるシーン。「女性は勉強ができすぎないほうがいい」というプレッシャーは現在もまだ根強いですよね‥。でも、そうした偏見にも負けず、敵からの脅しにも負けないレジーのかっこよさは私たちに勇気を与えてくれます。

 

依頼人』 (The Client)
(1994年 アメリカ 119分)
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:スーザン・サランドントミー・リー・ジョーンズ、ブラット・レンフロ他

『マッドマックス 怒りのデスロード』(Mad Max: Fury Road)

 随所に散りばめられたフェミ要素も必見!フュリオサ姐さん、一生付いていきます

 
 
 
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【あらすじ】

石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディダークナイト ライジング』)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)、配下の全身白塗りの男ニュークス(ニコラス・ホルト)と共に、奴隷として捕われた美女たちを引き連れ、自由への逃走を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル……。絶体絶命のピンチを迎えた時、彼らの決死の反撃が始まる!

(引用:<ブラック&クローム>エディション 2017.2.8 ブルーレイ発売 映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』公式サイト

 フェミ味…★★★★★

強さ度…★★★★★

【推しポイント】

スキンヘッドのシャーリーズ・セロンよりかっこいい存在がこの世にいるのでしょうか!?そう思わずにはいられない戦うオンナの名作です。

シリーズ1~3作目はマックスの物語でしたが、今作は完全にオンナの物語。支配者イモータン・ジョーは、女性たちを「子を産む道具」や「母乳を生産する道具」として扱います。

性奴隷とされた女性たちが逃げ出す際に壁に残した言葉「WE ARE NOT THINGS - 私たちはモノではない」は、普遍的なフェミニズムのメッセージ。

(「女性は子どもを産む機械」発言した政治家にぜひ見てほしい映画ですね!)

バイクを乗り回す「鉄馬の女たち」も、フュリオサに劣らずハンサム。

また少し前の映画ならば、フュリオサとマックスが恋愛ムードになっていた可能性もありますが、本作にはその兆しがまったくありません。恋愛に絡め取られない強いオンナの描写にテンションがあがります。

つまり、トム・ハーディ演じるマックスの影がどこまでも薄いのがこの映画の魅力と言えるでしょう!

 

『マッドマックス 怒りのデスロード』(Mad Max: Fury Road)
(2015年 オーストラリア・アメリカ 120分)
監督:ジョージ・ミラー
出演:シャーリーズ・セロントム・ハーディ

 

 

『LUCY/ルーシー』(Lucy)

戦闘力で言えば圧倒的にナンバーワン!

eiga.com

【あらすじ】

ごく普通の生活を送っていた女性ルーシーは、台北のホテルでマフィアの闇取引に巻き込まれてしまう。マフィアは、人間の体内にある物質を埋め込み、その人間を海外に送り出すことで物質の密輸を行おうとしていたが、ルーシーの体の中でその物質が漏れ出すアクシデントが発生。その影響により、普通の人間なら全体の10%しか機能していないと言われる脳の機能が、徐々に覚醒していく。脳の覚醒率が上がるに従い、超人的な力が解放されていくルーシーは、自分と同じような人間を二度と生み出さないためにも、マフィアの計画を阻止するために動き始める。

(引用:LUCY ルーシー : 作品情報 - 映画.com

フェミ味…★★☆☆☆

強さ度…★★★★★

【推しポイント】

人間キャラクターとしては、性別問わず歴史上のどの映画の主人公より強いのではないかと思わせるルーシーの戦闘力が何よりも見もの。

もはや何でもありのアクションをひたすらこなすスカーレット・ヨハンソンがかっこよすぎます。

深いことは考えず、とにかく強いオンナが繰り出すアクションを楽しんでみてください!

 

『LUCY/ルーシー』(Lucy)
(2014年 フランス 89分)
監督:リュック・ベッソン
出演:スカーレット・ヨハンソンモーガン・フリーマン

 

チャーリーズ・エンジェル

全シリーズ大好きだけど 、フェミ度で言えば最新作がダントツ!

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【あらすじ】

1976~81年にテレビドラマとして人気を博し、2000年にはキャメロン・ディアスドリュー・バリモアルーシー・リューという人気女優が集結した映画版も大ヒットを記録した「チャーリーズ・エンジェル」をスタッフ&キャストを一新して再映画化。

(略)

国際機密企業チャーリー・タウンゼント社の女性エージェント組織=通称「チャーリーズ・エンジェル」のサビーナ、エレーナ、ジェーンのもとに、「新開発のエネルギーが兵器化される」という情報がもたらされ、それを阻止すべく3人は命を懸けた戦いに挑む。

(引用:チャーリーズ・エンジェル : 作品情報 - 映画.com )

 

フェミ味…★★★★★

強さ度…★★★☆☆

【推しポイント】

オリジナルドラマシリーズも、ゼロ年代の映画版も、どれも違った変わらぬ魅力があるのですが、今回の最新作はフェミ度が現代に向けてアップデート。

最初のセリフがサビーナの「Women can do anythting(女性にできないことはない)」な時点で、この映画のコンセプトは期待通りとわかります。

今作の、異性愛規範に真っ向から対峙していくスタイルのエンジェルたちがとにかく魅力的。

 出てくる女性たちの多様性も一際アップしていて、国籍もセクシュアリティも年代も様々です。『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のラヴァーン・コックスも出演しています。

 その他にもフェミネタが随所に散りばめられており、最初から最後までガールズ・エンパワーにあふれる一作です。

ドラマシリーズからのキャメロン・ディアスたちの映画を経て、このエンジェルたちにたどり着いた…そのことが何よりも感慨深い、一作でした。

 

チャーリーズ・エンジェル』(Charlie's Angels)
(2019年 アメリカ合衆国 118分)
監督:エリザベス・バンクス
出演:クリステン・スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカ他

 

 以上、「強いオンナ特集!戦う女性がイケてる映画5選」でした。

ご紹介したどの作品でも、かっこいい女性たちが活躍することは間違いないのですが、こうして並べてみると、白人女性率が高いのが少し残念。

人種的にもセクシュアリティ的にも年代的にも、もっともっと多様な強いオンナがもっと出てきてほしい!と思うのでした。

みなさんのお気に入り強いオンナ映画はなんですか?