フェミ珈琲

フェミニズムに関するおすすめ映画・本の紹介と、フェミニストの日常を綴ります

見れば元気になれる!ガールズ・エンパワーメント映画5選

ちょっと元気が出ない…。自分に自信が持てない…。

毎日を必死に生きてるけれど、誰しもそんなタイミングってありますよね。

そんなときに「映画を見て元気を出そう!」と思う人も多いと思います。

そこで今回は、見るだけで元気になれるとにかくハッピーなガールズ・エンターテイメントな映画を5本ご紹介します!

フェミニズムやエンパワーメントに興味ある人もぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 『ブックスマート』(BOOKSMART)

シスターフッドとエンパワーの最強現代版ティーンズムービー!

 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 

A post shared by BOOKSMART (@booksmart)

www.instagram.com

【あらすじ】

明日は卒業式。親友同士のモリーとエイミーは、高校生活の全てを勉学に費やし輝かしい進路を勝ちとった。ところが、パーティー三昧だった同級生たちも同じくらいハイレベルな進路を歩むことを知り驚愕。2人は失った時間を取り戻すべく、卒業パーティーに乗り込むことを決意する。 (引用元:映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』公式サイト

エンパワーメント度…★★★★★
インクルーシブ度…★★★★★

【推しポイント】

映画冒頭のシーンから、常にハイテンションでお互いを褒めちぎり、相手への愛を惜しみなく表現する主人公のモリーとエイミー。

エイミーとモリーが恋する相手は、もやはかつてのTHE人気者アメフト選手ではないところも新しい!

そしてメインキャラクターとして、同性に恋するレズビアン普通に登場するし、レズビアンであることはもはやメインテーマですらない。

現代のティーン映画は、もはやフェミニズムダイバーシティが当たり前…。その次代の変化自体にも、めちゃくちゃエンパワーメントされること間違いなしです!

longride.jp

 

映画『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(BOOKSMART)

(2019年 アメリカ 109分)

監督:オリヴィア・ワイルド 出演:ケイトリン・デヴァー、ビーニー・フェルドスタイン、ジェシカ・ウィリアムズ他

 

 2. 『キューティーブロンド』(Legally Blonde)

第3波フェミニズム映画ここにあり!

www.instagram.com

 【あらすじ】

お嬢様でファッション大好きなイケイケブロンドガール、エル・ウッズは、政治家志望の完璧なボーイフレンド、ワーナからブロンドであることを理由に振られてしまう…!ワーナーの心を取り戻したい一心で猛勉強し、彼を追いかけてハーバード大ロースクールに合格。しかし授業は超ハードで、ピンク大好きなふわふわキラキラ女子のエルはクラスでも浮きまくり。彼女ははたして無事にワーナーとよりを戻すことができるのか?!

エンパワーメント度…★★★★★
インクルーシブ度…★★☆☆☆

【推しポイント】

「ブロンドギャルはおバカ」一見ステレオタイプど真ん中のエルが、彼女らしいピンク&ふわふわを失わないままに強く自立した女性に成長していく様子はまさに第3波フェミニズム的!

フェミニストであることは、オシャレやハイヒールやピンクや化粧を否定することではない。そのことはエルの活躍を見ていけば一目瞭然。

そして最初は反目していた女の子同士が連帯して「女性をトロフィーのようにしか扱わない男性」や「権力を借りてセクハラしてくる男性」に立ち向かっていく様子は胸がスッキリします!

2000年初頭の映画なので、人種やセクシュアリティの多様度はイマイチ…。ではありますが、現代にも色褪せないエル・ウッズの魅力とシスターフッドのパワーをぜひ

味わってください。

 

『キューティーブロンド』(Legally Blonde)

(2001年 アメリカ 96分)

 監督:ロバート・ルケティック 出演:リース・ウィザースプーンルーク・ウィルソン

 

3. 『ラスト・ホリデイ』(LAST HOLIDAY)

自信を持った女性は、何よりも最高にかっこいい

www.rottentomatoes.com

【あらすじ】

スーパーの調理器具売り場で働くジョージアは、ごく普通の女性。自分自身に自信もなく、控えめな性格の彼女は、突然、余命3週間という宣告を受けてしまった。そこで、思い残すことのないように全財産を抱えて憧れの高級ホテルで最後の日々を過ごそうと出発するのだが…。

エンパワーメント度…★★★☆☆
インクルーシブ度…★★☆☆☆

【推しポイント】

主演のクイーン・ラティファは、映画『ヘアー・スプレー』などでもとにかくかっこいい大人の女性を演じてきましたが、この映画の冒頭では打って変わって地味な女性を演じます。

そんな彼女が、高級ホテルで徐々に自信あふれる女性へと変化していく様子はとても気持がいい!

もしもあなたが、「自分に自信がなく、冴えない人生を送っているな…」と少しでも 感じているならば、ぜひ、権力に媚びることなく堂々と振る舞い、人生を謳歌するジョージアの姿にエンパワーされてほしいです。

『ラスト・ホリデイ』(LAST HOLIDAY)

2006年 アメリカ 112分

監督:ウェイン・ワン 出演:クイーン・ラティファLL・クール・Jティモシー・ハットン

 

4. 『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(Battle of the Sexes)

男女の賃金格差と男性優位社会への戦いが熱い!

www.searchlightpictures.com

【あらすじ】

1973年、女子テニスの世界チャンピオン、ビリー・ジーン・キングは男女の優勝賞金の平等を求めテニス協会を脱退し、女子テニス協会を立ち上げる。そんな彼女に、男子チャンピオンのボビー・リッグスは、男性優位主義の代表として挑戦状を叩きつけた。男女の賃金平等と女性蔑視の撤廃をかけて世紀のマッチが始まる…!

 

エンパワーメント度…★★★★☆
インクルーシブ度…★★★☆☆

【推しポイント】

この映画は、実在の人物とできごとを元にした物語。70年代といえば、女性の労働の権利や対等な扱いを求めた第2波フェミニズムが盛り上がった時期。ビリー・ジーン・キングのこの戦いはまちがいなく、女性やLGBTQ+の権利向上に大きく貢献しました。

しかし、彼女の初めたこの戦いは約50年後の現代でも未だに終わっていません。男女の賃金格差は世界中で大きな課題として残っていますし、LGBTQ+への差別・偏見もまだまだ残ります。

だからこそ、ラストのテッド(デザイナー)のセリフが胸に迫る…!ビリー・ジーンの戦いの続きは、現代を生きる私たちに託されているのだ…!そう、喝を入れられる映画です。

 

バトル・オブ・ザ・セクシーズ(Battle of  the Sexes)

2018年 アメリカ・イギリス 122分

監督:ジョナサン・デイトンヴァレリー・ファリス

出演:エマ・ストーン、スティーブ・カレル、アンドレア・ライズブロー

 

5. ドリーム (Hidden Figures)

www.instagram.com

人種差別と性差別。どっちにも挫かれることのない女性たちの物語。

【あらすじ】

舞台は60年代のアメリカ。性差別だけでなく、白人用のトイレと有色人種用トイレがわけられるなど人種差別が今よりも色濃く残る時代、NASAの「マーキュリー計画」を支えたのは、黒人女性たちでした。人種×性別のダブルの差別を受ける女性たちが、抑圧に負けず現状を変えるために戦う物語。

エンパワーメント度…★★★★★
インクルーシブ度…★★★★☆ 

 【推しポイント】

歴史上で、多くな活躍・功績を残したマイノリティたちはたくさんいますが、歴史を記録するのがマジョリティだと、そうしたマイノリティの活躍は「なかったこと」にされてしまいがち。この黒人女性たちの活躍も、近年まで注目を集めることはありませんでした。

そういう意味でも原題のFiden Figuresは、「隠された数字」とも「隠された人物」とも読み取れる奥深いタイトルなのですが、相変わらずフェミ映画の邦題はちょっとダサいですね…。

いずれにせよ映画自体は、素晴らしい!

「女性には数学や科学は向いてない」そんな偏見は現代の日本でも根強いですが、今よりさらに過酷な差別・偏見にさらされつつも功績を残した女性たちの物語は、それだけでエンパワリングです。

現代のフェミニズムを語る上で欠かすことのできない「インターセクショナリティ」の一端を知る上でも重要な一作と言えます。

 

『ドリーム』(Fidden Figures)

(2016年 アメリカ 126分)

監督:セオドア・メルフィ

出演:タラジ・P・ヘンソンオクタヴィア・スペンサージャネール・モネイ

 

以上、「見れば元気になれる!ガールズ・エンパワーメント映画5選」でした。 

舞台となる時代や映画の製作年によって、それぞれ異なるエンパワーメントの方向性。

でもトータルでフェミニズムが進んできた道を体感できると、その進み自体に明日への勇気をもらえます。

セクハラにも性差別にも人種差別にも負けずにハッピーに生きる女性たちの姿で、エンパワーされてみてください!